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インテグレーションの課題とSOAの問題点

本トピックの章

  1.  アプリケーション インテグレーションとは ? また、困難な理由とは ?
  2.  現代のビジネスが求めるインテグレーションとは ?
  3.  SOA とその問題点
  4.  参考資料

アプリケーション インテグレーションとは ? また、困難な理由とは ?

アプリケーション インテグレーションとは、『個別に独立したものとして設計 / 開発されたアプリケーションを複数組み合わせ、それらを協調して稼動させることでビジネス プロセスを構築していく作業である』、と定義できます。インテグレーションは一般的に難しいものであります。それは、各アプリケーションがデータ、プロセス、オブジェクト モデルなどの面で異なる設計コンセプトを用いて開発されているためです。加えて、それぞれのアプリケーションの稼動環境であるオペレーティング システム、ミドルウェア、データベースなどのアーキテクチャが異なっている場合がほとんどで、これら複数の異なるアーキテクチャ間で共通して稼動するソリューションを開発しなければならい点もアプリケーション インテグレーションを難しいものとしています。

ガートナー社 (Gartner) によれば、企業規模の大小に関わらず企業アプリケーションの設計、開発、メンテナンスにかかる費用の 35% はアプリケーション インテグレーションに費やされています。現代の企業にとってインテグレーションの必要性は明白なものとなっており、その関心事はインテグレーションを行うか否かではなく、どのようにインテグレーションするかにその重点が移ってきています。最も効果的なインテグレーション戦略やデザイン パターン、必要となるソフトウェア ツールとはどのようなものでしょう ?

現代のビジネスが求めるインテグレーションとは ?

インテグレーションは難しくコストが嵩むものであるにもかかわらず、(良い結果が得られたかどうかは別にして) 多くの企業がインテグレーションを実施してきました。インテグレーションを効果的に実現できれば、成果をすぐには得られなくても長期的には費用の削減となることを、IT 部門の管理者は理解していたからです。しかしながら、最終的な決定権限を持っている役員といった上位管理者には数年先に成果があらわれる費用削減よりも単年度の利益に重きをおく傾向があり、インテグレーションにあまり予算を配分しないできました。その結果、インテグレーションを実施するにしても、緊急を要するごく一部を対象とした部分的でアドホックなインテグレーションとなってしまいがちでした。また一方、費用効果が高く技術的にも優れたインテグレーション技術や方法論、それを具現化したインテグレーション製品やプラットフォーム製品がほとんど存在しなかったこともその一因でした。

しかし、今日では、多くの上位管理者がインテグレーションの重要性を認識しています。現代のビジネス環境をとりまく問題を解決するためには、他に選択の余地がないからです。今日では、インテグレーションの要求は IT 部門内から起こるのではなく、むしろ IT 部門の外からもたらされます。その動機には、企業のビジネス戦略、公的機関による勧告や法的な規制、B2B の実施を依頼してくる取引先企業など、次に挙げるような多種多様な要因があります。

  • ビジネス環境の変化に迅速に対応 (アジャイルな企業システム)
  • ビジネの可視化 (SOX 法の施行)
  • 単独のパッケージ ソリューション (ERP、CRM など) の限界
  • 旧来の EAI の限界
  • IT コストの削減 (開発、メンテナンス)、ROI の改善

SOA とその問題点

  1. ビジネス上の業務や機能をサービスという単位でまとめ、
  2. 個々のサービスはそのインタフェースを他から利用できる形で定義し、
  3. サービスを組み合わせ、連鎖させることで、
アプリケーションを構築することである』、という定義に異論をとなえるベンダーはいないものと思います。
しかしながら、SOA 自体はアーキテクチャとして標準規格化されたものではなく、アプリケーション インテグレーションの方法についてその大枠の考え方を示しているにすぎません 。
SOA の現状の問題は、「サービスという単位にまとめる方法」や「サービスの連鎖方式とそのインタフェースの定義方法」、「SOA アプリケーションの稼動環境 (プラットフォーム)」など、具体的な実装方法や方式に対する考え方がベンダー毎に異なっている点です。現状のままですと、A 社の製品上に構築した SOA アプリケーションが、B 社の SOA プラットフォームでは動かすことができないとか、A 社の製品に基づいてサービス化したものが、B 社の SOA アプリケーションで利用できないなどの事態に陥ってしまう可能性があります。


参考資料

SOA のこのような問題点に焦点をあて、SOA アプリケーションの構築のあり方や SOA 製品の持つべき機能などについて、Fiorano Software の考え方を紹介したホワイトペーパーを作成しました。ぜひ、ご一読ください。

ホワイトペーパー
  『SOA アプリケーションの構築と SOA プラットフォームの機能 (資料ダウンロードページへ)



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