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ハブ&スポークの問題点 –バス トポロジーとの対比 —

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1.EAI 製品の登場

過去、企業の IT インフラは複雑化の一途をたどるスパイラル状態にありました。既存のレガシー システムに数多くのパッケージ アプリケーションを加えていき、メンテナンスの困難な情報サイロを作り出してしまっていたのです。
このような状況では、ビジネス データもまた各アプリケーションに分散され、情報のサイロ化をも生じています。ビジネス データがこのような状況に陥ると、意思決定に必要な情報をタイムリーに得ることが非常に難しくなります。
1990 年代に登場した EAI (エンタープライズ アプリケーション統合) 製品は、上述の状況を改善することを目的としたものでした。この当時の EAI 製品は、中央にブローカーと呼ぶ “ハブ” を配置し、各アプリケーションは中央のハブを経由して連携する、いわゆる “ハブ&スポーク” の形式を採っていました。